第1回のラン&トレランイベントで、いくつかの質問を参加者の方々から頂きました。
その質問に対してエクストリームランナー・いいのわたるさんにお答え頂きました!
Q.ランニング前のウォームアップやランニング後の身体のケアの仕方についてお聞きしたいです。
A.前は身体を温める動的ストレッチ、後は筋を延ばす静的ストレッチでケアをします。
Q.ランニングの時には、タイツとコンプレッションシャツプラスウインドブレーカーで走っていますが、トレランでも同様の格好でも大丈夫でしょうか。
A.イベント時、温暖で無風の場合は言われる装備で大丈夫ですが、念のためイベント案内にもある必携装備品を可能な限りお持ちください。
ウェアリングに関しては特にレインウェア上下、グローブをお持ちください。
Q.トレラン以外で好きなことは何ですか?
A.トレイルだけでなくロードを走ったり、クロストレーニングとして自転車を乗ったりします。
またインドアという意味では良くサラダ作りをしております。
Q.過酷なレースでニコニコしながら「負けず嫌いなんで」と仰っていたのがとても素敵でした。そんないいの選手にお伺いするのも恐縮なのですが、初心者ですので、基本的な走り方を教えていただけるとありがたいです。
A.走り方含め、山に入る時の準備、入った時の基本的なマナーなどお話しできればと思います。
どうぞよろしくお願いします。
Q.故障しないでロング走るための秘訣を教えてください。
A.走力によりますが、初心者の方はまず筋トレをして筋力・体幹を重点におくことをお勧めします。
意外と走れると思い込み、走りすぎて故障するケースをよく聞きます。
Q.いつもテレビで応援しています。レースでつらくなったとき、元気になるコツを教えてください。
A.レースのゴールを考えるのではなく、途中のエイド(給水ポイント)で休むことを想像します。
実際にはほぼ休みませんが。
Q.高齢者(70歳)への練習アドバイスを。
A.故障も多くなりがちなため、走る事と同じくらい筋力トレーニングを薦めます。
Q.登りが極端に遅いので、登りを克服する方法を教えてください。
A.長い登りでは、始めは勢いよく登り、後半失速して立ち止まる選手をよく見かけます。
まずはLT値以下にスピードを十分に落として、他者に抜かれようがペースを維持します。
後半余力があればスピードを上げればよいと思います。
他にパワーウォークの方法やバイク練習などもあります。
Q.トレイルランの楽しみ、醍醐味などを教えてもらいたいです。
A.不整地に集中しているため、ロードより時間が過ぎるのが早いです。
そしてカロリー消費も多いので道中、和菓子など補給食を罪悪感なく食べることが出来、リフレッシュする事も出来ます。また山頂に登った時の達成感も大きいです。
Q.あれだけの長距離を走っていても怪我をされていないようですが、怪我をしない方法は何かありますか?
A.数週間で治る小さな怪我はよくします。
ロードだけでなく山のトレーニングでそういった怪我を繰り返しつつも慣らしていくことで、大きな怪我を避けることが出来ると思います。
「怪我をしないよう危ない所は避けよう!」よりも徐々に危ない個所でも免疫を付けることで大きな怪我は避けられると考えております。
Q.一番苦しかったのは、どの大会ですか? 体力を増強させるには、何をするのが一番良いですか?
A.暑さ、寒さ、低酸素、寝不足などレースによって苦しさが変わってくるため特定は出来ません。
体力増強のひとつの方法は、短い距離でも継続して走ることです。
毎日歯を磨くのと同じように走るのが当たり前になることが大切だと思います。
Q.ポールを使うタイミングや持っていくか行かないかの判断について。
A.ご自身の脚力によります。
そのうえで一般的には石がごろごろしているテクニカルなフィールドや階段もしくは階段が必要なくらいの急坂などでポールが有効になってきます。
また天候により積雪や雨によって滑りやすいシーンにも有効です。
こちらも合わせてご覧ください。